バカッターを狙うネット炎上仕掛人の言い分「ただ面白いから、それだけです」

2018-01-19 10:10:00


 ネット上に批判的な書き込みが殺到する「炎上」という現象。SNSに自らいきすぎた行動を書き込んだ若者が大炎上し、ネットニュースで取りあげられることも少なくない。

 モラルに反したバカ丸出しのツイートをしてしまったひとは「バカッター」と呼ばれ、まとめサイトや掲示板に晒されてしまう。一度ネット上で炎上してしまえば、就職や進学などにも悪影響を及ぼす場合もあり、不幸な道を歩むことになる。事態が鎮静化するまでひっそりと生活するしかないのだ。たとえ、数年の時を経ても拡散してしまった画像などを完全に消し去ることは不可能に近いと言われている。

 では、日々そんな炎上ネタを探しあおるようなひとたちは、一体なにが目的なのだろうか?

◆ネット炎上仕掛人の言い分とは?

「ヒマだったから。深い理由なんてありませんよ。ただ面白いから。それだけです」

 現在、IT関連の企業でコンテンツマーケティングを手掛ける西村さん(30代・仮名)がそう振り返る。カラーシャツにジャケットを羽織り、どこにでもいる地味な好青年という印象だが、じつは数年前まではニートだった。西村さんのTwitterの裏アカウントには千人以上のフォロワーがいるが、その当時、ネット上で他人のあら探しを行い、「こいつバカじゃね?」と炎上に火をつけ、当事者のおおよその住所や家族構成を調べ上げるなどして、掲示板やまとめサイトに晒すことに加担していたという。

「まあ、以前はだれでも炎上させようと思えばさせられるぐらい隙だらけでしたが、いまはこれだけ世間でバカッターとか騒がれていますから。自爆する若者は減ったと思いますが。当時はSNS上にいくらでも個人情報がのっていました。投稿を遡っていけば、おおよその住んでいる場所や行動範囲、友人や恋人関係、家族との思い出、なかには笑えるようなポエムまで書いているヤツがいて、それをネット上のヒマな仲間たちに教えてあげる感覚ですね。昼夜を問わず、だれかしらが反応してくれるから」

 その情報をツイートしたりネット掲示板に書き込めば、いっきに拡散されていく。その様子が面白く、パソコンの画面を眺めることに1日の大半は費やしていたという。

「たとえば、文章で書いてあることはもちろんですが、いっしょにのせてある写メや画像にもヒントがありまして。もはやリテラシーが高いひとには言うまでもないことですが、Exif情報(日時や設定)やGPSデータ(位置情報)が残ったままになっていたり、背景から判断することもできます。写り込んでいるコンビニや銀行、お店などをGoogleストリートビューで探してみたり。いくらでも個人を特定する方法はありました」

 正直、悪趣味としか思えないが……。そんな面倒なことをする理由は「ヒマだったから」。そうしてネット上で炎上してしまったひとたちがその後、不幸な人生を歩まざるをえないとは思わなかったのか?

「自分は他人の感情とかよくわからなくて。別にかわいそうとかは思いませんでしたね。そのひとの人生設計が狂おうが自業自得ですし、そもそも僕はニートで社会の底辺でしたから。リア充の足を引っ張ってやろうという気持ちがまったくなかったかと言えば嘘になりますが、そんなことばっかやってましたね」

◆当時は社会の底辺だったし、劣等感もあった

 西村さんは1年半ほど炎上ネタが生き甲斐のニート生活だったという。そのキッカケとは……。有名国立大学を出たが、「そんなに頑張りたくなかった」という西村さんは地元の中小企業に就職した。だが、そこで待っていたのは高学歴ゆえの“いじり”だった。

「同期は中堅以下の大学ばかりでしたし、上司のなかには高卒の生え抜きも多かった。本当はおとなしく目立たないように過ごしたかったんですが、営業成績が悪いと『頭は良くても仕事は並以下なんだな(笑)』とかしょっちゅう。ノルマもキツくて、上司が『土下座営業で契約をとってきた』とか自慢するような古い体質の会社だったので。僕にはそういう体育会系みたいなノリが合わなかったんでしょうね。出社する前に毎日吐くようになって。1年近くは耐えましたが、朝起きたらすべてがどうでもよくなって。そのままバックレてしまいました。両親のところにも連絡がきて、3月末で退職ということになりました。たぶん、うつ病になっていたと思います。きちんと病院で診断されたわけではありませんが」

 地頭が良くても肉体的・精神的に頑張ることは嫌い……そんな西村さんにとって、はじめての挫折だった。頼れる友人などはいなかったのか。

「大学の友人はいましたが、みんながそこそこの企業でちゃんと働いているなか、当時の自分はニートで。劣等感もあって、言えませんでした。特にやることもなく、毎日ネットサーフィンばかりしてました。炎上させるのは、日頃の憂さ晴らし。まあ、ニートなんで大してストレスなんてないと思われるかもしれませんが、人間にとって社会からの疎外感や何もしていないことほどしんどいことはないですよ」

 西村さんは実家に戻り家賃を節約しながら、ハローワークで「就活をしているフリ」をして手当を受け取っていた。しかし、いつまでも実家にいるわけにもいかず、再就職を決意した。

「趣味でホームページやサイト運営もやっていたので、ネットには強かったと思います。だから、IT系のベンチャー企業に入りました。そこでコンテンツマーケティングの仕事をはじめましたが、むしろニート時代の経験が活きていますね。あえて自分たちのコンテンツをプチ炎上させて、アフィリ収入を増やしたりとか……」

 どこにでもいそうな雰囲気の西村さん。「ヒマだったから」「日頃の憂さ晴らし」。いまやだれでもネットやSNSを扱う時代となったが、もしかすると、あなたの隣にいるひとも“炎上仕掛け人”かもしれない。<取材・文/小倉ミミ>

コメント数 15 *複数のAPIを使いコメント保存しています。

今の愛読書は「売国議員」 2018-01-19 09:31:58

ヒマ人かよ!って思ったらヒマ人だったw


kaz***** 2018-01-19 09:36:26

こういう連中がいじめ社会の象徴的存在。


gly***** 2018-01-19 09:46:53

社会を悪く言ってる内は、程度が知れてる。
結局は自分の問題。
この人の性根が悪く、拗らせただけの事じゃない。
炎上させて回ってるなんて、自分の匿名性に守られてるから、出来る事だな。


tam***** 2018-01-19 09:48:26

誰かこの人の住所とか本名晒したって。他人の住所とかは晒すくせに自分は仮名でインタビューて。。


ket***** 2018-01-19 09:50:11

匿名が絶対条件ですかね。対人恐怖症の人など多い傾向もあります


nik***** 2018-01-19 09:50:33

陰キャが虚勢張れるのはネットだけ。

って好例じゃん。


hog***** 2018-01-19 09:51:48

隣のサイコさん?


kc_***** 2018-01-19 09:52:45

自分の不甲斐なさを他人を叩く事で解消したつもりなんだろうけど、何も解消してない。

とコメントしている自分も、実はそういう人なのかもしれない。


EverLasT 2018-01-19 09:56:43

俺も炎上されたいよ!


chu***** 2018-01-19 09:57:55

良い大学出ても良い人生を必ず歩めるとは限らないと。。。


www***** 2018-01-19 10:00:42

コレは自体もコイツの欲求を満たす一部分なんだろな。


vmh***** 2018-01-19 10:12:12

ニートで拗ねてる自分に酔ってる 笑
最後の方の自慢話とか見ると、褒められたくてしょうがない奴なんだろ 笑
気持ち悪い奴だ。


rih***** 2018-01-19 11:13:18

ゴミ記事で見るにも読むにも値しない。


lalalacoepe 2018-01-19 11:29:54

こんな事をして喜んでいたらいつか社会に出たとききっと自身が苦労するだろう。自分の世界に閉じこもるとそういう人になる。他人に迷惑を掛けなければ別だが。


( ̄▽ ̄)さ 2018-01-19 10:44:53

マスゴミの不倫報道も同じだ






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