【北海道医療大学 浅香正博】がん 予防医療を行えば発症数抑え死者数減らせる

2017-02-01 16:50:03


 先進国で、「医療」は大きな転換期を迎えている。病気を患ってからの「治療」ではなく、「予防」の段階に力を注ぐほうが国民の健康寿命は延び、医療費も削減できるからだ。にもかかわらず、日本には「予防後進国」という状況がある。医療機関にとっては予防よりも治療の方が3倍も実入りが多いといわれるからだ。



 日本人の死因1位である「がん」での構図はまさにこれに当てはまる。これまで手術や抗がん剤などで「治す」ことに焦点が当てられてきた。手術・投薬に高額な医療費がかかることは改めて説明するまでもない。一方で、がんを「防ぐ」ための策は普及が遅れてきた。その象徴がB型肝炎ワクチンである。



 B型肝炎ウイルスに感染したまま放置すると慢性肝炎になり、肝硬変や肝臓がんへ進行する。肝臓がんは年間約3万1000人の死亡者がおり、男性では肺がん、胃がんに次いでがん死のなかで3番目に多い。



 WHO(世界保健機関)は肝臓がん予防のため、1992年に「すべての出生児にB型肝炎ワクチンを接種すること」を推奨し、2009年までに世界177か国で定期予防接種が始まった。しかし、日本では昨年10月以降に生まれた0歳児を対象にようやくB型肝炎ワクチンの定期接種が始まった。欧米諸国と比べ、かなり遅れてきた状況がある。



 年間約5万人が死亡する胃がんは、医師や医療機関などの既得権のために、「予防軽視」が続いてきた状況がよりはっきりしている。「治療」の方が「予防」よりも実入りが多くなる実態があるのだ。



 近年になって、胃がんの原因がヘリコバクター・ピロリ菌だと明らかになってきた。ピロリ菌に感染した胃をもつ人が塩分を取りすぎたりストレスを感じたりすると、慢性胃炎から萎縮性胃炎になり、胃がんが発生しやすくなる。



 菌保有者は多く、日本ヘリコバクター協会の推計では日本人の3500万人以上がピロリ菌に感染し、50代以上の感染率は70~80%に達するとされる。北海道医療大学学長の浅香正博氏が指摘する。



「ピロリ菌を薬で除菌すれば、胃がんになるリスクは激減します。実際、胃がんと同じくピロリ菌が原因とされる胃潰瘍と十二指腸潰瘍は2000年にピロリ菌の除菌が保険適用となった後、10年で患者が56%減少した」



 2013年からは内視鏡検査でピロリ感染胃炎と診断されると保険で除菌できるようになり、除菌治療を受ける人が年10万人から約150万人まで急増した。



「その結果、40年間にわたって毎年5万人前後だった胃がんの死者数が2015年は4万6600人と7%も減りました。予防医療を行なえばがんの発症数を抑えることができ、その結果、死者数を減らすことができるんです」(浅香氏)



※週刊ポスト2017年2月10日号

コメント数 20 *複数のAPIを使いコメント保存しています。

bun***** 2017-02-01 16:23:12

早期発見っていうけど、あたる医者など運だと思う


hir***** 2017-02-01 16:36:15

だけどいずれは人は亡くなります。癌の発生は減っても高齢老人が増えるばかりで…どうするニッポン


表示名何にしようかな 2017-02-01 16:37:09

こういう研究は世界で協力しあって進めて欲しいですね。


fum***** 2017-02-01 16:55:49

予防も大事だと思いますが、安楽死の事ももっと考えてもらいたいと思います。


f2GtH026nKFrVr17 2017-02-01 16:59:23

カシコは医者に掛からず、自分で頭体を使って予防する。

この国の医者は劣悪が多い。
銭銭銭、、患者銭。
薬薬騙して手術騙し手術。

歯は、一本の歯でどれだけ儲けるかが一番、


bb4 2017-02-01 17:01:22

胃がんの原因がヘリコバクター・ピロリ菌だと明らかになってきた。

ピロリ菌に感染、、、
・井戸水の中にもピロリ菌がいるというデータが多々 あります。

・ピロリ菌は 、経口感染(人から人)もするようです。
ですので、乳幼児期に感染(口移し)する場合もあると思います。

飲み水の対策も必要であると思います。


san***** 2017-02-01 17:13:39

胃がんは元々欧米人には少ないそうです。
最近の日本人も胃がんより大腸がんが増えていますね。
確かにウィルスによる癌もありますが、生活習慣病の一種だと言われる
癌は食生活も関係あるでしょう。
それから明らかな発がん性のCTなどによる被曝も考えるべきですね。
日本は過剰検査とも言われています。


天空の龍 2017-02-01 17:20:40

酒は発癌性があるから止めてと医者が言ってもやめないから、癌を予防したくてもできない。たばこも喉頭癌で声を失う事があるのに、自分は癌にならなと根拠もなく思い込んでいる。


kim***** 2017-02-01 17:31:04

全ての癌が予防出来なかったら、意味ないじゃん。今の医療じゃムリでしょ。そういえば、i
PS細胞ってどうなったの?なんか役に立ってる?忘れ去られた⁇


yrr***** 2017-02-01 23:50:15

IPS細胞は今でも活発に研究されてますよ。
将来は自分の粘液からスーパー免疫細胞を作り出し、
去年ノーベル賞取ったオート何とか(細胞の共食い現象)
を組み合わせれば副作用もなく、数週間ほどの通院で
ガンを駆逐できる日がきます。


闇の騎士ダークナイト 2017-02-01 17:33:21

>予防医療

聞こえはいいが、現代医学は大ウソの医学であるから無理だろう。
今、使用されているパソコンや携帯電話に電子レンジなどの電子機器は
量子力学を基にして作られたものだ。

これらが医療分野でも、量子力学理論が主流になっていく。
しかし、その一方では、量子医学の知識がこれ以上に世間に広まり
普及していかないように、製薬会社や現代医療マフィアにより大きな圧力が
かけられている現実がある。

量子医学とは、人間の細胞の原点に直接アプローチしていく医療であるから
薬投与や手術などの高額医療費がかからない医学だ。
よって、この量子医学が一気に広まると、医療機器メーカーや製薬マフィアが
一気に倒産する。
これだけのことで量子医学が潰されている。

世界には、医療費が最低限で済む優れた医療が多く存在する。
白血病を抗がん剤など何もなしで簡単に治す教授も日本におられる。
現代医学が隠蔽弾圧だ。


mtj***** 2017-02-01 19:35:34

そもそも西洋医学に予防の術はありません。


hyh***** 2017-02-01 18:34:16

*このコメントは削除されました。


am 2017-02-01 21:27:27

予防医療に保険点数が与えられないので、医者も金にならない事しない。
自治体が予防医療に力入れて、PRや講習会して欲しい。政府も医療費削減を対策するなら、予防に予算つけて自治体に還付しては。


2017-02-01 18:12:19

年金は減額される上、支給開始は延びていく。
働きだしたらすぐ老後のお金の心配しなきゃいけないから、無駄遣いはできない。
何才まで生きなきゃならないの?
長生きしなきゃいけないの?
一体何を目指して生きているのだろう。


t***** 2017-02-01 17:47:49

人間いつかは死ぬんだしね。90歳越えると認知症率が8割くらいあるし、高齢化社会で病院が足りないために治療を受けられない…とか。そんな無理して長生きしてもね、と思う。


hap***** 2017-02-01 18:12:18

医療の高騰を防ぐ為に、国が率先して予防医療を推進していくべき。ゆくゆくかかる保険費の大きな節約のためにも必要。予防医療は、すべて保険適用にするべきだ。


jfk***** 2017-02-01 20:36:09

そんな事言うけれども母は癌検診とかこまめに受けていた、けれども全く異常無しだったのに検診から二ヶ月後に黄疸出て病院に行ったら胆嚢癌、しかも肝臓からいろいろな臓器に回っていてリンパに迄回っていた、セカンドオピニオンで行った癌センターの先生からも此れで癌検診問題なしで通った事態ミスだって言われた位…検診しても防ごうと思っても見過ごされてしまうようでは意味が無いと思ってしまった。

あとピロリ菌とかC型肝炎のウィルスのイメージからか胆嚢癌ってあまり知識がある方が少なくてあれって移るの?って言われたりとか偏見の言葉言われたりした…癌になった時に癌で父親を亡くした友達から今癌社会っていうけれども未だに残念ながら癌に対して偏見あるからねって言われた。
もちろん予防も大事だけれども癌に対する知識も増やすことも大事では無いかなと思っている。


oka***** 2017-02-01 21:37:27

早期発見、早期治療はガンには当てはまらない30年前よりガンで死ぬ人が2倍に増えてると言うことは、CTスキャンやMRI での早期発見は何の役にもたって無いことの証明です。手術、抗がん剤、放射線の三大療法で儲けてるガン医療産業を撲滅させないとガン死亡率は下がらない


ラム 2017-02-01 20:26:07

>胃がんの死者数

つまらん小細工をして、ピロリ菌除菌(=予防)を強調してんじゃねーよ。
そもそも胃がん死者数(祖死亡率または人口10万人当たり)は、1970年頃からずっと減少傾向が続いてるんだよ。特に女性はきれいな右肩下がりだ。
ちなみに2000年からの死亡者推移は、男性については減少と呼べるほどのものではなく、誤差範囲でしかない。しかし、女性が1970年から綺麗に続く死者数減少により、結果として男女合計で7%の減少につながっただけ。

つまり、既存データをうまく利用して、いかにもピロリ菌除菌(=予防)の効果があったように見せたのだ。よって胃がん死者数の減少は、ピロリ菌除菌の効果などではなく、別の原因によるものだ。

抗がん剤治療に王手をかけられたがん利権産業が、新たな活路を見出そうと躍起になってるのがこの「予防」なのだ。そこにピロリ菌除菌が上手く利用されというのがこの記事の真相だ。






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