笑福亭鶴瓶 高田純次 マツコ・デラックス

【マツコ タモリ】タモリに純次に鶴瓶にマツコ… ぶらり系番組の魅力

2017-01-01 00:50:02


 地井武男の「ちい散歩」、加山雄三の「若大将のゆうゆう散歩」の流れを汲んで、2015年の9月にスタートした高田純次の「じゅん散歩」が好調だ。都内と周辺の各地域を高田が散歩しながら、その地域の魅力を伝える紀行番組で、毎週月曜から金曜の午前中に、テレビ朝日系列で放送されている。

 「一歩歩けば、一つの出会いがある…」という番組冒頭のナレーションの通り、「じゅん散歩」は、高田と地域の人々との触れ合いがなんといっても最大の見どころだろう。高田の、決して人を嫌な気分にさせない、愛のあふれる“素人いじり”は、テキトー男の本領発揮といってもいい。2016年の最終週に放送された築地場外市場の回でも高田節が炸裂。鮭専門店で鮭を試食した高田は、「これ、おいしいのまずいの、どっち?」と鮭を頬張りながら小ボケをかましたり、鮮魚店の店主をつかまえて「ご主人も築地じゃイケメンのほうなんでしょ?」なんて笑わせたり、遠慮無用、縦横無尽に動き回る。

 番組の構成は、ほぼいきあたりばったりで、スタート地点とゴールだけが決まっており、あとは全て高田の行動に委ねられているという。どこに立ち寄り、何を見つけて、誰と話すのか、それらは全て“じゅんちゃん”次第。この自由さ、ライブ感も大きな魅力の一つだろう。昨年2016年は、番組の書籍やLINEスタンプが発売されたり、番組史上初の試みとなった前シリーズの散歩人、加山雄三とコラボしたりするなど、改めて、その人気の高さをうかがわせる一年だった。

タモリが古地図片手に全国各地をブラ~り

 そんな「じゅん散歩」とはまた違った魅力を放つのが、タモリが案内を務めるNHKの「ブラタモリ」だ。2008年にパイロット版が放送され、翌年からレギュラー放送。2015年4月からは、第4シリーズがスタートしている。第3シリーズまでは、「森田一義アワー 笑っていいとも!」放送の関係上、ロケは東京都内に限られていたが、同番組の終了に伴い、地方ロケが解禁。第4シリーズからは、初回の長崎を始めとして、北は北海道から南は沖縄まで、全国各地を巡っている。

 街歩きを趣味とするタモリが古地図を手に、女性アナウンサー(現在は近江友里恵アナ)と共に街を“ブラつく”のが基本の構成で、「じゅん散歩」同様、大まかな筋はあるものの、ほぼアドリブで番組は進んでいく。また、紀行番組でありながら、教養番組の面も強く、毎回ゲストとして歴史や地理など、各分野の専門家が登場し、その地域にまつわる物語を教えてくれるのも面白い。そして、その専門家たちにも引けを取らないタモリの知識量や鋭い考察も見どころの一つといえる。

 第4シリーズは、全国にロケ地が広がったことで、岩手県の平泉や、茨城県の日光東照宮など、日本の世界遺産を訪れることもあった。中でも、日本最後の秘境と呼ばれる北海道の知床の回は、船で2時間かけて、知床半島の先端である知床岬まで行くという大掛かりなものに。途中の断崖絶壁や野生のヒグマに興奮するタモリ&近江アナ。その大迫力の映像は、従来のぶらり系番組の枠に収まらないスケールといえた。

ぶらり系番組の静かなブーム?

 現在、「じゅん散歩」や「ブラタモリ」以外にも、多くの“ぶらり系”番組が放送されている。笑福亭鶴瓶がゲストと地方の一地域を巡るNHKの「鶴瓶の家族に乾杯」、有吉弘行がゲストと街歩きを行う「有吉くんの正直さんぽ」などは、そのロケのガチンコさで人気を博している。入る店も、話しかける人も、MC側の裁量に任せられている。そんな半ドキュメンタリー的な側面もぶらり系番組の大きな魅力だ。

 他にも、マツコ・デラックスが深夜の東京を徘徊しながら、夜の街の人と交流する「夜の港を徘徊する」(テレビ朝日系)、“モヤさま”の愛称で親しまれ、DVDも好調な「モヤモヤさまぁ~ず2」(テレビ東京系)、2016年10月からシーズン10が放送中の「東野・岡村の旅猿~プライベートでごめんなさい~」(日本テレビ)などは、若年層からも高い支持を得ている。

 もはや定番ともいえる長寿番組の「遠くへ行きたい」や「ぶらり途中下車の旅」(ともに日本テレビ系)や、よりバラエティーの要素が強い「もしもツアーズ」や「おじゃMAP!!」(ともにフジテレビ系)なども安定した人気を維持しているし、俳優・大杉漣版の「じゅん散歩」ともいえる「大杉漣の漣ぽっ」(BSフジ)や、火野正平が自転車を駆る「にっぽん縦断 こころ旅」(BSプレミアム)なども、旅番組好きには見逃せないだろう。また、つい最近、番組メインの太川陽介と蛭子能収が卒業してしまったが、テレビ東京の「ローカル路線バス乗り継ぎの旅」も、映画になるほどのブレークを果たした。

 まさに、“ぶらり系番組ブーム”といっても言い過ぎではない昨今。このブームの秘密は、やはり番組の進行を務めるMCたちにある。タモリに高田純次に、笑福亭鶴瓶にマツコに有吉……どの番組も、手練手管のプロフェッショナルたちが進行を務めるからこそ面白いし、見る側も安心して見ていることができる。逆に、番組側の演出やテロップが控えめだからこそ、その場の勢いや臨機応変さ、ひいては人間力が求められるということなのかもしれない。そんな、ほっこり楽しめる数々のぶらり系番組。2017年は1月4日に「じゅん散歩」が、1月7日には「ブラタモリ」のレギュラー放送が控えている。

コメント数 20 *複数のAPIを使いコメント保存しています。

joy***** 2017-01-01 00:20:43

ぶらり系番組の元祖は「夜はクネクネ」ですね。


shi***** 2017-01-02 01:37:01

水戸黄門だよ(爆笑)


piq***** 2017-01-01 00:22:01

福岡在住の俺からしたら、華丸大吉のなんしょっと?も面白い!


dt1***** 2017-01-01 08:41:40

福岡といえば、前川清のタビ好キじゃないかな?


m_h***** 2017-01-01 00:33:19

日光東照宮は…茨城県じゃなくて、栃木県ですが…


***** 2017-01-01 08:56:20

「茨城県の日光東照宮」はひどいですね。
栃木県だという指摘に対して「そうは思わない」の青いボタンを押す人がいることにも驚きますね。


kon**** 2017-01-01 00:33:49

他にいい番組がないときみる番組
が横行していると言う事はいかに今の番組の
質が落ちてるかってこと( ͡° ͜ʖ ͡°)


red***** 2017-01-01 00:42:56

落ちていないが


zsf***** 2017-01-01 02:02:19

絵文字の顔

今や芸術


wgaj 2017-01-01 05:05:39

無理やりテレビ批判に結びつけなくていいよ。


さすらいの風来坊 2017-01-01 00:38:28

「有吉くんの正直さんぽ」で出てきた店のご主人に聞いてみたら、実際は事前にスタッフから取材の打診があったそうだ。

「ローカル路線バス乗り継ぎの旅」で入った飲食店に聞いてみたところ、こちらはアポ無しだったとか。


uma***** 2017-01-01 00:39:21

有吉の散歩は気楽で普通な感じなトコが好きです


jsioaoxuaio 2017-01-01 01:12:55

BSばっか見てるよ。必然こういう番組が増える。
ぶらぶらロケすら成立させられないレベルの芸能人も多くて困る


jtn***** 2017-01-01 01:43:55

これ系の番組、特に笑いを期待せずに、まったりと見るのが大好きだな。


zsf***** 2017-01-01 02:09:10

純ちゃん大好き

最高


tak***** 2017-01-01 02:16:07

『高田純次=テキトー』と言う図式が広く知れ渡っているので、そこに適当な話力と気さくに話しかけてくる明るい性格もあって、どこを散歩していても楽しく観られるのはいいですよね。


wgaj 2017-01-01 05:07:37

街ブラ番組は「人」が大事。人間好きであること、面白い人を見つける嗅覚があること。有吉の番組は、有吉がいかにも他人に興味ないのが丸わかりで楽しめない。


虎の子 2017-01-01 05:39:41

でも、街ブラ番組の元祖と言えば、角淳一と原田伸郎の「夜はクネクネ」でしょう。
高田純次もタモリも、すべての番組フォーマットはここにたどり着く


shi***** 2017-01-02 01:48:26

街ブラの元祖は紀行タイプは水戸黄門。
地域タイプは暴れん坊将軍。


無敵熾人 2017-01-01 07:01:24

 『ブラタモリ』は、道中、ハプニングがあるものの、訪問先がほぼ決まっているので、このカテゴリーにはそぐわない。
 この番組の場合、テロップも魅力の一つだ。

 テレビ東京の『昼めし旅』は、現在、日替わりでタレントを起用しているが、以前は、タレントを使わず、ディレクターの飛び込み訪問で、番組を創っていた。
 それでも、特番が創れる人気はあった。
 






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